「WE GO UP」は、BABYMONSTERが世界に放つ“上昇の号令”のような楽曲。
タイトル通り、ただ上に行くというよりも——自らの力でシーンを塗り替えていく覚悟が込められています。
💫“This ain’t a game” ——「遊びじゃない」宣言から始まる勝者の自覚
冒頭の「This ain’t a game and you know we don’t play」という一節が象徴的。
これは単なるカムバックソングではなく、“本気の始まり”を告げる言葉です。
彼女たちは「You ain’t never seen the typa show we boutta show ya(見たことのないステージを見せてあげる)」と歌い、
既存のルールや期待を軽く飛び越える姿勢を示しています。
この冒頭数行だけで、BABYMONSTERがK-POPの“新しい主役”として台頭していく自信を堂々と表現しているのが分かります。
🔥“Icons be icons” —— 本物の象徴だけが残る世界で
「Cause icons be icons(アイコンはアイコンであり続ける)」というフレーズは、
まるで“自分たちはすでに象徴である”と宣言しているかのよう。
他人と比べるのではなく、自分たちの存在そのものをブランド化していく。
ここには、デビューからわずかの期間でグローバルファンダムを築いたBABYMONSTERのセルフブランディング意識が滲みます。
“Let bygones be bygones(過去は過去)”という一節も、
前作や周囲の評価にとらわれず常に前進し続ける姿勢を象徴しています。
⚡“Killas”と“Villains” —— 「悪役」としての自己定義
サビで繰り返される「We go up like whoa / 우린 Killas killas / 우린 Villains villains」。
この“キラーズ&ヴィランズ”という表現が楽曲の肝。
一般的に“悪役”や“危険な存在”とされる言葉を、
あえてポジティブに再定義しているのです。
つまり——
「他人のルールに従う“いい子”じゃなくていい。自分のやり方で頂点を目指す。」
この大胆な自己表現こそがBABYMONSTERらしさ。
YGらしいアティチュードを継承しながらも、女性の自立と強さを現代的にアップデートしています。
🌍“Copy copy till the error pop up” —— 模倣とオリジナリティの戦い
中盤に登場する「Copy copy copy copy, till the error pop up」というライン。
ここには、K-POPという競争社会のリアルな側面が映し出されています。
「誰かが私たちを真似しても、オリジナルは壊れない」
そんな“唯一無二の存在”としての自負が込められています。
続く「They all eatin’ my leftovers」もかなり挑発的。
これは“私たちが食べ終わったあとの残りを食べてるだけ”という意味で、
自分たちが常に一歩先にいることを誇示しています。
💎“We gon’ make history” —— 歴史を塗り替える“怪物たち”の宣言
ラストの「Don’t forget we gon’ make history」という一言は、
この楽曲の結論とも言えるフレーズ。
単なるヒット曲を狙うのではなく、“時代を作る存在になる”という決意。
それは、かつてBLACKPINKが築いた“ガールクラッシュ”の系譜を継ぎつつ、
BABYMONSTERが新世代の“怪物”として生まれ変わったことを意味しています。
✨ まとめ:「WE GO UP」は“上昇”ではなく“覚醒”の物語
「WE GO UP」は、単なるサクセスソングではなく、
BABYMONSTERというチームが**“挑戦者から覇者へと進化する瞬間”**を描いた楽曲です。
💥 “Killas”でも“Villains”でもいい。自分たちの力で世界を変える。
そんな強くてクールなメッセージが詰まったこの曲は、
まさに2025年のガールズグループ・アンセムと呼ぶにふさわしい一曲です。

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