韓国旅行やK-POP・ドラマ好きなら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。「어디가노〜?」「밥 먹었어잉〜?」など、韓国には地域ごとにまったく違う“サトゥリ(사투리=方言)”があります。
今回は、韓国の主要な方言を地域別にわかりやすくご紹介!それぞれの方言の特徴や雰囲気に加えて、現地でよく使われる例文も一緒にご紹介します♪
① 京畿道方言(경기 사투리)〜“標準語”のルーツ〜
📍地域:ソウル・仁川・京畿道全域
韓国のニュースやドラマで聞く“韓国語”の多くは、この京畿道方言がベース。つまり「標準語(표준어)」です!イントネーションも落ち着いていて、外国人にとっては一番なじみやすい言葉かもしれません。
🎧 雰囲気:日本の「共通語」や「東京弁」に近く、万人向けの発音と文法が特徴です。
② 慶尚道方言(경상도 사투리)〜勢いのある“男気サトゥリ”〜
📍地域:釜山・大邱・蔚山など
慶尚道の方言は、まるで怒っているかのような勢いあるイントネーションが特徴!実際は怒っていないのでご安心を(笑)。K-POPアイドルや俳優の中にもこの方言を使う人が多く、ファンの間では大人気です。
🎧 雰囲気:まさに“関西弁”!元気で男気あふれる印象があります。
③ 全羅道方言(전라도 사투리)〜やさしいメロディー調〜
📍地域:光州・全羅南道・全羅北道
この方言は、抑揚があってやわらかく、聞いているだけで癒やされるようなサウンドです。慶尚道とは対照的で、のんびりした雰囲気が人気。歌うような話し方が特徴です。
🎧 雰囲気:日本でいうと“東北弁+沖縄弁”のような、のんびり温かい響き。
④ 忠清道方言(충청도 사투리)〜のんびり癒やし系〜
📍地域:大田・忠清南道・忠清北道
スピードは遅めで、言葉を引っ張るように話すのが特徴。なんだかマイペースで、聞いていてホッとする“癒やし系方言”です。
🎧 雰囲気:のんびりした田舎の方言。日本なら九州弁っぽさも?
⑤ 江原道方言(강원도 사투리)〜素朴で早口〜
📍地域:江原道一帯(嶺東・嶺西)
同じ江原道内でも地域によって差があり、**山側(嶺東)と内陸側(嶺西)**で少しイントネーションが変わります。全体的に早口で、地元の人の会話は外国人にはやや聞き取りにくいかも?
🎧 雰囲気:素朴で田舎らしい温かみ。日本の山間部の方言のような印象です。
⑥ 済州道方言(제주도 사투리)〜まるで別言語!?〜
📍地域:済州島
最後は韓国の“方言界のラスボス”、チェジュ島のサトゥリ。韓国本土の人でも理解できないほど、独自の語彙や文法が残るまさに“別世界”。実際、済州語はユネスコの危機言語にも登録されているんです!
🎧 雰囲気:もはや“外国語”。日本でいえば琉球方言のような独自文化が光ります。
✨まとめ|サトゥリを知ると韓国がもっと楽しくなる!
方言を知ると、韓国語の世界がぐっと広がります。アイドルが地元の言葉で話す瞬間にキュンとしたり、旅行先でのちょっとした言い回しに心が和んだり…。サトゥリは、韓国の地域文化そのものなんです!
これから韓国語を学ぶ人も、旅行に行く人も、方言に触れることで、もっと深く韓国を知ることができますよ🌟
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