この記事でわかること
- IVEガウルさんが自身のYouTubeで紹介した本のうち、日本語で読める12冊がわかります📚
- ガウルさんが「人生の1冊」に選んだ本と、その理由がわかります
- 本棚ツアーで紹介した日本発のミステリーがわかります🇯🇵
- 各本の邦訳タイトル・出版社と、日本での買い方がわかります
IVE(アイヴ)のガウルさんといえば、読書好きとして知られるメンバー。2026年は自身のYouTubeチャンネル「가을의 온도(ガウルの温度)」で、詩集のレビューや本棚ツアー、ひとりで開く「読書クラブ」など、本にまつわる動画を続けて公開しています📖
今回は、その中から2026年8月〜9月に公開された3本の動画をチェックし、ガウルさんが紹介した本を整理しました。調べてみてわかったのですが、古典からミステリー、エッセイまでジャンルがとても幅広く、しかも日本語訳が出ている本がかなり多いんです。推しと同じ本を読んでみたい方は、ぜひ参考にしてみてください😊
※本記事は動画内の発言・日本語字幕をもとに書名を特定し、国内の書誌情報と照合してまとめています。日本で新刊として購入しにくい本(未邦訳・品切れ)は本文での紹介を控えています。
ガウルが読んでいる本・おすすめ本一覧【日本語で読める12冊】
まずは今回紹介する12冊を一覧にまとめました。気になる本の詳細は、下の各見出しでチェックしてみてください。
| 書名(邦題) | 著者 | ガウルとの関わり |
|---|---|---|
| シッダールタ | ヘルマン・ヘッセ | 今年の「人生の1冊」 |
| 動物農場 | ジョージ・オーウェル | おすすめ本(既読) |
| それぞれのうしろ姿 | アン・ギュチョル | おすすめ本(既読) |
| 変な家 | 雨穴 | 読むのを楽しみにしている本 |
| 七年の夜 | チョン・ユジョン | 読みかけ・線を引いた本 |
| 種の起源 | チョン・ユジョン | 読みたい本 |
| 一九八四年 | ジョージ・オーウェル | 本棚ツアー時点で読書中 |
| シャーロック・ホームズ | コナン・ドイル | 本棚に全集あり |
| ゲーテとの対話 | エッカーマン | ブッククラブで選んだ本 |
| かみそりの刃(剃刀の刃) | サマセット・モーム | ブッククラブで選んだ本 |
| 存在の耐えられない軽さ | ミラン・クンデラ | ブッククラブで選んだ本 |
| ペスト | アルベール・カミュ | ブッククラブで選んだ本 |
ガウルが「人生の1冊」に選んだ『シッダールタ』
2026年9月9日に公開された「ガウルの読書クラブ」回は、まるごと1冊『シッダールタ』を語り尽くす約28分の動画です。タイトルにも「今年の私の人生の本」と入っていて、ガウルさんの思い入れの強さが伝わってきます。
① ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』
ガウルさんが2026年の新年最初の1冊として読んだ本です。「1年のスタートになる本だから良い本を読みたかった」「ほぼ1年中ベストセラーに入っていて、これだけおすすめされるのには理由があると思った」と、選んだきっかけを話していました。動画では登場人物とあらすじを丁寧に解説していて、いちばん好きな場面は若きシッダールタが世尊ゴータマに自分の考えを率直に伝えるシーン。シッダールタ以外で心惹かれた人物には、川の渡し守ヴァズデーヴァを挙げていました。
『シッダールタ』は、1922年に発表されたヘッセの長編小説。バラモンの家に生まれた青年が、苦行、俗世での成功と堕落、川辺での暮らしを経て、自分なりの悟りにたどり着くまでを描いています。ガウルさんは「頭の中がごちゃごちゃしていて、心を穏やかにしたい人にぜひ読んでほしい」とおすすめしていました。メンバーのユジンさんもガウルさんのすすめで読んだそうですよ。
日本では新潮文庫(高橋健二訳)が定番で、手に取りやすい価格です。2025年には読みやすい新訳の光文社古典新訳文庫(酒寄進一訳)も出ているので、古典の文体が苦手な方はこちらもおすすめです。
本棚ツアーでガウルがおすすめした本
2026年8月26日公開の「読書の秋に読みたい本リスト」回では、ガウルさんの自宅の本棚を初公開。本棚はジャンル別に整理されていて、赤い背表紙がずらりと並ぶ有名な「血の本棚」(ミステリーの棚)、古典文学、SF、エッセイ・名言集、そしてドアのそばに「いま読んでいる本・早く読みたい本」の棚があるそうです。
動画の中盤では「読んだ本の中からおすすめしたい本」と「まだ読めていないけれど気になる本」を合わせて5冊紹介していました。
② ジョージ・オーウェル『動物農場』
ガウルさんが「まず一番におすすめしたい」と紹介したのがこの本。理由は古典文学の入門にぴったりだからで、「本がとても薄い」「海外小説なのに文章が簡潔で読みやすい」と話していました。古典は言葉の違いで難しく感じることが多かったけれど、この本はわかりやすかったそうです。
『動物農場』は、人間を追い出して自分たちの農場を手に入れた動物たちが、やがて新たな支配に苦しめられていく寓話。独裁体制を風刺した作品として知られています。邦訳は複数ありますが、ハヤカワepi文庫の新訳版(山形浩生訳)は特に読みやすいと評判です。
③ アン・ギュチョル『それぞれのうしろ姿』
2冊目は、韓国の美術家アン・ギュチョルさんのエッセイ『사물의 뒷모습(物の後ろ姿)』。ガウルさんは「ところどころに絵が入っているのが面白い」と、ねじの絵が描かれたページを開いて見せてくれました。身の回りの物にまつわるエピソードや考えさせられる文章が多く、「久しぶりに読んだらまた夢中になった」そうです。
この本は日本でも『それぞれのうしろ姿』(桑畑優香訳/辰巳出版)として2021年に翻訳出版されています。出版社の紹介によると、BTSのRMさんが著者にサインを求めたことでも話題になった一冊。短いエッセイが中心なので、寝る前に少しずつ読むのにも向いています。
④ 雨穴『変な家』
日本のファンとして嬉しいのがこちら。ガウルさんは「まだ読めていないけれど、面白いとおすすめしてもらった」と紹介していました。ミステリー小説が大好きなガウルさんは、表紙とタイトルだけでワクワクするそうで、「建築の間取り図だけでこんなにゾッとするなんて」と期待を膨らませていました。
さらに「ミステリー小説に間取り図があると理解しやすくなるし、犯人がどこを通ってきたのか推理できるから好き」とも。『変な家』は、YouTuber・作家の雨穴さんによる間取りミステリーで、2024年には映画化もされた人気作です。日本では手に取りやすい文庫版(飛鳥新社)も出ています。
⑤ チョン・ユジョン『七年の夜』
韓国を代表するミステリー作家、チョン・ユジョンさんの長編です。ガウルさんは「分厚いのでまだ最初のほうしか読めていない」と話しつつ、ページを開くと冒頭にしっかり線が引いてあったそう。海についての一節を読み上げながら「ミステリー小説にこんなに素敵な文章が出てくるなんて衝撃」「一文一文がすごく素敵なので本当におすすめ」と感動していました。
ある男の過ちが引き起こした悲劇と、七年後に始まる復讐を描くサスペンスで、日本では書肆侃侃房「韓国女性文学シリーズ」(カン・バンファ訳)から出ています。
⑥ チョン・ユジョン『種の起源』
同じくチョン・ユジョンさんの作品で、ガウルさんが「すごく有名な本なので読みたい」と紹介した1冊。以前、作家のチョン・セランさんと話したときに、好きなミステリーとしてチョン・ユジョンさんの小説を挙げていたことから「信頼できる本だな、ハズレはないなと思った」そうです。
目覚めると自宅で母親が亡くなっていて、前夜の記憶がない――という衝撃の幕開けから始まるサイコスリラー。日本ではハヤカワ・ミステリから刊行されています。
ガウルの本棚にある・いま読んでいる本
本棚ツアーでは、おすすめ5冊以外にも気になる本が登場していました。その中から日本語で読めるものをピックアップします。
⑦ ジョージ・オーウェル『一九八四年』
古典文学の棚を紹介しながら、ガウルさんが「今読んでいる」と話していたのがこの本。おすすめ本の『動物農場』と同じオーウェルの作品なので、続けて読んでいることがわかります。
『一九八四年』は、全体主義国家による徹底した監視社会を描いたディストピア小説の代表作。『動物農場』が入門編なら、こちらはじっくり向き合う本格派です。邦訳はハヤカワepi文庫の新訳版(高橋和久訳)が定番です。
⑧ コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」シリーズ
ミステリーの棚には、アガサ・クリスティーの長編作品集と並んでシャーロック・ホームズ全集が置かれていました。全集はプレゼントでもらったものでまだ読めていないそうですが、ミステリー界の二大巨匠のうち「私はシャーロック・ホームズのほうが断然面白かった」とはっきり話していました。
ガウルさんの全集の版はわからなかったため、ここでは日本で入門用として定番の新潮文庫『シャーロック・ホームズの冒険』を紹介します。短編集なので、1話ずつ気軽に読み進められます。
ガウルが民音社ブッククラブで選んだ本
本棚ツアーの後半では、韓国の出版社・民音社(ミヌムサ)が運営する有料の読書メンバーシップ「民音ブッククラブ」に入会したことも報告していました。申し込みが殺到する人気のクラブで、入会特典として決められたリストから本を選べる仕組みだそうです。
ガウルさんが選んだ6冊のうち、日本で新刊として手に入りやすい4冊を紹介します。世界文学全集の3冊は「『シッダールタ』がすごく面白かったので、人生についての気づきをくれる本が読みたい」という理由で選んだそうです。
⑨ エッカーマン『ゲーテとの対話』
「哲学的なものが結構好きなので、読んでみたくて選んだ」という1冊。まだ読んでいないものの、ページを開いて「文字がびっしり」と驚いていました。
ゲーテの晩年に秘書として仕えたエッカーマンが、ゲーテとの日々の会話を記録した本で、芸術や人生についての言葉が数多く収められています。日本では岩波文庫(山下肇訳)の上・中・下巻で読めます。まずは上巻から試してみるのがおすすめです。
⑩ サマセット・モーム『かみそりの刃(剃刀の刃)』
世界文学全集から選んだ1冊目。ガウルさんは裏表紙にある「人生とは一体何なのか」「生きることに意味はあるのか」という問いかけを読み上げ、「この文章からすでに人生について深く考えさせられる」と話していました。
第一次世界大戦から帰還した青年ラリーが、人生の意味を求めて旅を続ける姿を描いたモームの長編です。邦題は『かみそりの刃』『剃刀の刃』と表記が分かれます。紙の文庫は品切れのものが多いため、電子書籍版で探すのが手軽です。
⑪ ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
ちょっと意外なエピソードが添えられていたのがこの本。ガウルさんがAIに「普段こういう本をよく読むんだけど、何がいいかな」と相談したところ、おすすめされたのがこの本だったそうです。「存在の軽さと重さ、どちらが正しいのか」という問いに惹かれて選んだとのこと。
1968年の「プラハの春」前後のチェコを舞台に、男女4人の恋愛と人生を描いた長編で、映画化もされた名作です。日本では集英社文庫(千野栄一訳)で読めます。
⑫ アルベール・カミュ『ペスト』
「SFもそうですけど、災害とかウイルスが広がったり、危機的な状況が好き」というガウルさん。「自分が極限の状況に追い込まれたらどう行動するのか、周りの人たちはどう変わっていくのか、それが面白そう」と、この本を選んだ理由を話していました。
ペストの流行で封鎖された都市オランを舞台に、絶望的な状況に立ち向かう人々を描いたカミュの代表作。邦訳は新潮文庫(宮崎嶺雄訳)が定番で、光文社古典新訳文庫や岩波文庫からも出ています。
夏の詩集レビュー回もチェック
2026年8月12日公開の動画では、「暑くて長い文章を読むのがつらい夏こそ、短い詩がおすすめ」として、韓国の若手詩人の詩集を紹介していました。紹介された詩集は現時点で日本語訳が確認できなかったため、本記事では書名の紹介を控えています。
それでもこの回は、ガウルさんの読書観がよくわかる内容です。デビュー前後は詩にハマっていたものの、意味を読み解こうとするうちに難しく感じて遠ざかっていたそう。今回あらためて「詩は理解するものではなく、感じるもの」と決めて読んだら楽しめた、と話していました。後半ではIVEの「FLU」の歌詞から好きなフレーズを挙げ、「詩が上手に書けたら歌詞も上手に書けると思う」と、作詞への思いも語っています。日本語字幕つきなので、気になる方はぜひ見てみてください。
ガウルの本選びから見えること
3本の動画を通して見ると、ガウルさんの本選びには「謎を解くワクワク」と「人生を考える時間」という2本の軸があるように感じました。ミステリーが一番好きと言いながら、『シッダールタ』や『ゲーテとの対話』のような哲学的な本にも自然に手を伸ばしているんです。
個人的に印象的だったのは、難しい本を選んで後悔した経験も正直に話していたこと。「本を読んでいても休んでいる感じがせず、宿題をしている気分になった」「本は慎重に選んでくださいね」という言葉には、思わず共感してしまいました。完璧な読書家像を見せるのではなく、読みかけや積読もそのまま見せてくれるところが、ガウルさんの動画の心地よさなのだと思います📚
韓国では若い世代のあいだで読書がおしゃれな趣味として広がっていて、アイドルの愛読書が話題になることも増えています。くわしくは韓国でいま読書がブーム|テキストヒップとは?で解説しています。
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よくある質問
- ガウルが一番好きな本は何ですか?
2026年9月公開の動画で、ヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』を「今年の私の人生の本」として紹介しています。2026年の新年最初の1冊として読んだ本で、日本では新潮文庫や光文社古典新訳文庫などで読めます。
- ガウルが好きな本のジャンルは?
本棚ツアーの動画で「ミステリー小説が一番好き」と話しています。本棚はジャンル別に整理されていて、ミステリーのほかに古典文学、SF、エッセイや名言集なども並んでいました。
- ガウルが紹介した日本の本はありますか?
雨穴さんの間取りミステリー『変な家』を、本棚ツアーの動画で「読むのを楽しみにしている本」として紹介しています。日本では文庫版も出ています。
- ガウルが紹介した本は日本語で読めますか?
本記事で紹介した12冊はすべて日本語訳があり、楽天ブックスやAmazonなどで購入できます(『かみそりの刃』は電子書籍版が中心です)。夏の詩集レビュー回で紹介された韓国の詩集は、現時点で日本語訳が確認できませんでした。
- ガウルの読書動画はどこで見られますか?
ガウルさんの個人YouTubeチャンネル「가을의 온도(ガウルの温度)」で公開されています。今回紹介した3本の動画はいずれも日本語字幕に対応しています。
まとめ
IVEガウルさんがYouTubeで紹介した本のうち、日本語で読める12冊をまとめました。まずは「人生の1冊」の『シッダールタ』、古典入門には『動物農場』、ミステリー好きなら『変な家』やチョン・ユジョンさんの作品から読んでみるのがおすすめです😊
ガウルさんは読書クラブの続編も予告していたので、新しい本が紹介されたら追記していく予定です。推しと同じ本を読んで、感想を語り合ってみるのも素敵ですね📖
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※本記事の情報は2026年10月6日時点のものです。書名は動画内の発言・日本語字幕をもとに特定し、国内の書誌情報と照合しています。価格・在庫状況は変動する場合がありますので、購入前に各販売サイトでご確認ください。
更新履歴:2026年10月6日 記事を公開しました。









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